2006年08月18日

ダーク・ウォーター



「仄暗い水の底から」ハリウッド・リメイク。
ダリア(ジェニファー・コネリー)は夫と離婚調停中で娘セシリア(アリエル・ゲイド)の親権を争っている。
ルーズベルト島に引っ越して古い高層住宅に住むことになるのだが…。

「仄暗い〜」は団地ゆえの不気味さを全面に出した作品だったけれど、アメリカにもこんな不気味な高層住宅あるの!?というぐらい日本的なジメッとしたカビ臭い暗さを壊さずに表現している。

設定は日本版とほぼ同じ。
ホラーとしてはさほど怖くない。
セシリア役のアリエル・ゲイドの演技が抜群で驚いた。
無邪気な子どもの顔から、大人びた表情を見せて父親の前を歩く姿へ変わる瞬間がすごい。

ストーリーの途中で弁護士の口から明らかにされることだが、ダリアは見事なAC。常に頭痛を抱えているものの、娘はきちんと育てている。
ただ、幼かった頃の心の傷を癒し切れていないので、10Fに住んでいたナターシャの境遇と自分を重ねてしまった。
母親に口汚く罵られている自分を、かわいそうなナターシャの所為とはいえ再び体験してしまって大きなショックを受ける。以後、睡眠薬を服用したり、悪夢を見たり、精神的にどんどん追い詰めらられていくのだが、最終的には「ナターシャのママになる」ことを選んでしまう。
ナターシャと出会わなければ、このアパートに住まなければ、ダリアは自らの過去と対面することもなかっただろう。
逆に、過去を清算し切っていたとしたら…この映画を見ながらそんなことまで考えてしまった。
posted by あきひ at 08:44| Comment(0) | TrackBack(1) | AC的話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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「ダーク・ウォーター」
Excerpt: 原作は鈴木光司原作、中田秀夫監督の「仄暗い水の底から」のリメイク版。 「仄暗い〜」のオリジナルも鑑賞済み。 鑑賞中も、暮らしは安全に!快適に!という思考が第一に浮かぶ自分は汚水だとか不潔なもの..
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